また歩きはじめる

昨日から今日に日付が変わる頃、ただいまーと疲れ切った声。「もうダメだ!りさの扶養に入ることに決めた!!」と冗談ともつかないことを笑いながら言う。私も笑って無理に決まってるでしょと返すけれど、彼の人生は彼の好きにしたらいいと思う。もちろん、生活していかなきゃいけないことは大前提だけど、彼が好きで今の仕事をしているようにも見えないし、確かに過酷そう(今日もいつ帰れるか分からないとのこと)。家に帰れず会社に寝泊まりして仕事をしている人も世の中にはたくさんいるのだろうけど、好きな仕事でそうなるのなら一向に構わないが彼はそうではないような?今の仕事に楽しさややりがいを見出すことができるならそれが一番平和でいいのかも知れないし、逆に生活のためと割り切って淡々とこなすのもアリだとは思うけど、彼はその狭間で苦しんでいるように見える。理想と現実。
・・・あくまでそう「見える」だけで、私は家に帰って来て寝るまでの1時間と朝出勤するまでの1時間の彼しか知らないから実際のところどうなのか分からないが。余計なお世話かもしれない。
仕事には多少なりともストレスはつきものだけど、せめて自分の好きな人くらいは健やかな気持ちで日々を過ごしてほしいと思う。
アルクアラウンドを聴いていたらそんな気持ちになった。