昨日母親と電話して、私の小学校のときの友達のお父さんが亡くなったと聞いた。
私が小5で転校するまで通っていた小学校の、一番仲が良かった女の子。家に何度も遊びに行ったし、おじさんと話したことだって何回もあった。私が小学校に上がる前には、もう既にその子のお母さんは家を出ていたからその子にとっておじさんはたった一人の親だった。何年も前から、癌でもう危ないって言われていて、入院しても治療する術がないからここ最近は自宅で過ごしていたみたいだった。
今日の昼にその子にメールした。何て言っていいのか分からなかったけれど。ちょっと死ぬには若いかなと思うけど、でも楽になれて良かったと思うと返事が返ってきた。やせ衰えていく親を何年も見てきたのは辛かっただろうな。
親ももう、死んでもおかしくないくらい私達は大人になってしまったんだなと思う。
おじさんのことはうちの母親もよく知っていたから、その話を聞いて動揺したってのもあると思うけれど、昨日母親は電話口で泣いていた。泣いてしまってごめん、弱くてごめんねと何度も言いながら。私も母親は弱いと思うし、それが前まで本当に嫌だったけれど、今はそれを受け止める精神的な余裕ができた。余裕というと聞こえは悪いかもしれないけど、昨日はもしかしたら今母親は家で一人で泣いているかもしれないと思って自分から電話をかけた。少なくとも今まではそんなことはできなかった。母親と電話すると心が揺さぶられて自分が不安定になるのを知っていたから。話してみるとやっぱり日々が辛いということだった。私はどうしたらいいのか、冷静に考えてみようと思うけれどいい考えが浮かばない。
更にばあちゃんがメニエール病と診断されたらしい。遠く離れていると何もできない。